のんびりゆったりお気楽に
16歳ぐらいの亜美真美ってさ、こんな感じになってるんじゃねーかなー、という妄想。
左が亜美で右が真美……のつもり。こうやって見てみると頭がデカすぎるような。。。
多分ね、亜美はアクティブな感じで、真美は落ち着いた感じになるような気がするんです。
ブラウスの襟が書けてなくてなんともプギャーな感じになってしまいました。
SSも一緒に書いたんで、次回の更新でUPしときます。
↓ついでに律子スレに思いつきで書いてきた短い小ネタを追記で入れておきます。
後日書き足してSSにしようかな、とも思うけど、ハロウィンもう終わってるだろうしなぁ。
朝、いつも通りの時間に出勤すると、事務所で魔法使いがパソコンのキーボードを叩いていた。
朝の日差しが差し込むオフィスには酷く不似合いな黒いとんがり帽子に黒いマントを身にまとっている。
なんて異様な光景、とまだ目の覚めきっていない頭には、驚きよりも先に笑いが込み上げてきた。
腹を押さえて笑いを堪えながらこっそり魔法使いに近寄ってみると、帽子の幅広な鍔の下に、一対のお下げ。
「おはようございます、プロデューサー」
魔法使いの正体に気が付いた瞬間、漆黒のマントが振り向き、カボチャを象ったイヤリングが耳元で揺れた。
「律子じゃないか。いったいそんな格好で何を……」
「Trick or treat!!」
俺の質問を遮るようにして、鼻先に魔法の杖が突きつけられた。よく見ると、会議室に置いてある指示棒だ。
全身を覆う袖のついた黒衣は、マントではなく真っ黒なローブだった。
いったい何のつもりだと思ったが、カレンダーの日付が目に入った瞬間、律子の行動の意図を理解することができた。
「そうか、今日はハロウィーンか。日本でも随分定着してきたもんな」
「さあプロデューサー、こう言われたら大人はどうするんでしたっけ?」
「律子、お前はお菓子をあげる側の年齢じゃないのか?」
「私、まだ未成年の子どもなんですが、何か問題でも?」
無邪気な笑顔でしれっとそう答える律子に、思わず笑みがこぼれた。
「生憎だが、今はお菓子を持ってないぞ。ペットボトルの緑茶だけだ」
「じゃあ今日中に何か下さいね。さもないと、プロデューサーの来月の給与明細が大変なことに……ふふふ」
なんて高度でダメージの大きなイタズラを思いつくんだ、この眼鏡魔女は。
「わ……分かったよ。なら、ケーキバイキングでも行くか?」
「えっ、いいんですか!?」
俺の言葉が予想外だったのか、律子の大きな瞳が更に大きく見開かれた。
「ああ。今日はなんとか時間も作れそうだしな」
「よーし。なら、今日はエンジン全開、気合入れなくっちゃ、ですね」
目の前の魔女が、小さくガッツポーズを取ってからそう言った。
「では、今日も一日よろしくお願いします」
と言いながら、律子が頭に被ったとんがり帽子を脱いだ。首元で結んだローブの紐にも指がかかる。
「え、脱いじゃうのか、それ」
「当たり前じゃないですか。こんな格好で仕事なんて、営業でもなければできませんよ」
「なんだ、折角似合ってて可愛かったのに」
紐を解いていた手がぴたりとフリーズした。下を向いていた律子の目が、ちらりとこちらを窺う。
「バカなこと言ってないで、さっさと始めますよ、仕事。今日は書類に手間取らないように。いいですね?」
ぶっきらぼうな調子で浴びせるようにそう言いながら、律子は手に持っていた帽子を俺の頭に被せてきた。
大股でズカズカとデスクへ戻っていく後姿には、ローブの長い裾がはためいていた。
朝の日差しが差し込むオフィスには酷く不似合いな黒いとんがり帽子に黒いマントを身にまとっている。
なんて異様な光景、とまだ目の覚めきっていない頭には、驚きよりも先に笑いが込み上げてきた。
腹を押さえて笑いを堪えながらこっそり魔法使いに近寄ってみると、帽子の幅広な鍔の下に、一対のお下げ。
「おはようございます、プロデューサー」
魔法使いの正体に気が付いた瞬間、漆黒のマントが振り向き、カボチャを象ったイヤリングが耳元で揺れた。
「律子じゃないか。いったいそんな格好で何を……」
「Trick or treat!!」
俺の質問を遮るようにして、鼻先に魔法の杖が突きつけられた。よく見ると、会議室に置いてある指示棒だ。
全身を覆う袖のついた黒衣は、マントではなく真っ黒なローブだった。
いったい何のつもりだと思ったが、カレンダーの日付が目に入った瞬間、律子の行動の意図を理解することができた。
「そうか、今日はハロウィーンか。日本でも随分定着してきたもんな」
「さあプロデューサー、こう言われたら大人はどうするんでしたっけ?」
「律子、お前はお菓子をあげる側の年齢じゃないのか?」
「私、まだ未成年の子どもなんですが、何か問題でも?」
無邪気な笑顔でしれっとそう答える律子に、思わず笑みがこぼれた。
「生憎だが、今はお菓子を持ってないぞ。ペットボトルの緑茶だけだ」
「じゃあ今日中に何か下さいね。さもないと、プロデューサーの来月の給与明細が大変なことに……ふふふ」
なんて高度でダメージの大きなイタズラを思いつくんだ、この眼鏡魔女は。
「わ……分かったよ。なら、ケーキバイキングでも行くか?」
「えっ、いいんですか!?」
俺の言葉が予想外だったのか、律子の大きな瞳が更に大きく見開かれた。
「ああ。今日はなんとか時間も作れそうだしな」
「よーし。なら、今日はエンジン全開、気合入れなくっちゃ、ですね」
目の前の魔女が、小さくガッツポーズを取ってからそう言った。
「では、今日も一日よろしくお願いします」
と言いながら、律子が頭に被ったとんがり帽子を脱いだ。首元で結んだローブの紐にも指がかかる。
「え、脱いじゃうのか、それ」
「当たり前じゃないですか。こんな格好で仕事なんて、営業でもなければできませんよ」
「なんだ、折角似合ってて可愛かったのに」
紐を解いていた手がぴたりとフリーズした。下を向いていた律子の目が、ちらりとこちらを窺う。
「バカなこと言ってないで、さっさと始めますよ、仕事。今日は書類に手間取らないように。いいですね?」
ぶっきらぼうな調子で浴びせるようにそう言いながら、律子は手に持っていた帽子を俺の頭に被せてきた。
大股でズカズカとデスクへ戻っていく後姿には、ローブの長い裾がはためいていた。
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